どのくらい前だったか、旅などの記録をキレイに残したいと思って「コンデジじゃ限界がある!一眼レフだ」と意気込んで初めて購入したのがNikonのD90でした。レンズはセットレンズ18-200mmの望遠レンズでした。すくなくともアトリエカレラをはじめる前のはずです。
APSでフルサイズではないものの当時はD90も真新しかったし、お金はありませんでしたが時間はありましたので、とにかく嬉しくて身の回りのものなんでも撮りまくりました。F値やシャッタースピード、露出や感度などの関係はカラダで覚えました。それに設計事務所に勤めていた頃の所長が所有していたコレクションのうち、D300を借りては現場や事務所の日常も撮影させて貰ってたので、そう考えるとかなり長い間Nikonに触れていたんだなと思います。僕にとっては古くてもそれなりに愛着のある良き相棒です。でした。
そんな僕の愛に満ち溢れたD90が先日逝ってしまいました。といいますか、正確には撮りまくっていた18-200mmのニッコールレンズが割れてしまい、いわゆるレンズではなくなってしまいました。
子供たちの姿をたくさんフレームに収めて、帰路についたパパはヘトヘトになりながらもたくさんの荷物を両脇に抱え、とうとう玄関先で力尽きてしまいます。一気に荷物を地面に降ろした時、どうやらカメラもろとも葬ってしまったようでした。ショックのあまり涙もでません。
他にもレンズを所有しているので全く撮影が出来ないわけではないですが、F1.8-35mmの単焦点とF3.5-10mmの広角だけだと極端すぎてやっぱり不便です。
新しいレンズ欲しいなぁと思いながらも、古いものが好きな僕は昔のコンデジを引っ張り出してキレイに磨いて撮影に勤しむ今日このごろです。フィルム機などは妻から現像を習いたいなと思っていますが、現像って大変みたいですので僕はコンデジで。
atelier KALLELA -kakiyama-