日常を綴る、想いを残す

【住宅インテリア】照明士というスペシャリストがいることをご存知ですか

こんにちはアトリエカレラの柿山です。

みなさんは最近「久しぶりだなぁ」と感じた体験、ありますか?「新入社員の頃にお世話になった先輩と偶然出会った。」「町を歩いていると、どこからか不意に漂ってきた香りが、懐かしくてつい甘酸っぱい記憶が蘇ってきた」など。

今日僕はそんな体験をしました。

僕は学生時代に建築設計事務所でアルバイトをさせて頂きながら実務を少しずつ覚え、昼は学校で建築を学ぶという生活をしていましたが、その頃よりずっとお世話になっている(正確に言うと事務所がお世話になっていた。もっと正確に言うと所長の古仲間)ある方とお会いすることが出来たのです。

最後にお会いしたのはいつだったでしょうか。僕が自分で設計事務所を始める前だったと思いますから少なくとも6年7年以上前です。

その方は、長年『ヤマギワ』の九州支店長でいらっしゃた方です。ヤマギワと言えば泣く子も黙るあのヤマギワです。

『え?知らないって?』

またまたぁ、そんなことはないでしょうが、一応念のために軽~くご紹介をしときたいと思います。

 

YAMAGIWA

  • 照明の製造販売を行っている会社として建築業界では有名
  • 特に洗練されたデザイン性の高い高級照明を多く取り揃え販売している
  • また海外デザイナーの照明なども多く取り扱い、グローバルメーカーとしても名高い
  • 特筆すべきは、フランクロイドライト財団との協力体制を築き、ライトの有機的なデザインの照明を復刻版として見事に現代に蘇らせたことだろう
  • 照明の他に家具やインテリア雑貨など取り扱うラインナップは多岐に渡っている
  • いずれもデザイン性の高い高級なものばかりだ
  • ヤマギワの照明を住宅に一つでも使うと、建築設計者は心の中でニヤつく かなりニヤつく

いかがでしょうか。少しはイメージが出来たことかと思います。

 

懐かしい記憶

僕の事務所に突然遊びに来てくださって、懐かしい話や僕が勤めていた設計事務所の現況、それにetc..まぁいろんなお話をしたわけです。

僕はアルバイトからそのまま正社員になって働かせて頂いていましたから、右も左もわからない若造でした。が、そんな僕に始めっから優しく声を掛けて下さって頂きました。当時から別け隔てなく気さくに接して下さる姿勢に、実は逆に緊張しておりましたが、今はもう….アレです。全然普通です。当時の記憶がフィードバックしてきて只々懐かしくって緊張は何処へやら。。。でした

 

照明士という仕事

その方は今は定年退職なさっていますが、なんと起業していました!すごい!

照明プランニングを行う会社で照明に伴う様々な事業を手掛けておられるようです。プランニングを行うということは、もうヤマギワとか関係なく、全メーカーの全機種に対応できるということ。

おぉ!そして、

住宅でも病院でもなんでもプランニングし、最後の完成時まで責任を持ってチェックしてくれるライティングのスペシャリストですから多岐に渡る昨今の照明(特にLED化)もなんのその。設計者にとってとっても心強い味方。

いや、設計者だけではないです。予算に見合って且つイメージの具現化に最大限の努力をしてくれるというのは最終的には施主の強い味方と言っても過言ではありません。

建築の意匠設計者が「構造」も「設備」も「照明」もなんでも設計できるわけではありません。おっと、語弊がありましたね。高度な専門分野に分かれる彼らには敵わないということ。

だから本当の意味で設計者がイメージしたライティングの雰囲気を実現してくれるのは、照明士なのです。

 

大事なことなのでもう一度言います

これから住宅を購入または建築するみなさんに、ハッキリ言います。新築時、〇〇建設会社の電気屋のおじちゃんが言うからココに照明付けた、ではダメです。

因みに、照明メーカーがプランニングしました、というのもたまに見かけますが、あれもあまり良くない場合が多い。(プロのプランナーのはずですから、すべてが悪いわけではありませんが…)だってプランに入る照明は自社製品なんだもの。

照明は住宅の雰囲気を司る最重要要素です。「暗闇が明るくなって、部屋が見えればそれで良い」という方は、それでも良いでしょう。

でも本当にそれで良いですか?『住宅を建てよう!』と思い立った時のあの興奮を忘れちゃいましたか?雑誌やらインスタやらの写真を読み漁っていたあの頃の情熱は残っていませんか?

そうです。同じお金を払うのでしたら照明プランナーに入って頂きましょう。そしてインスタのイメージに近づけましょう。

大事なことなのでもう一度言います。

同じ、お金を、払うなら、我々専門分野に特化した人たちに頼みましょう。

おっと言い方が変わってしまいました。

そうなのです。でも、中間にプロが入ると金額が高くなるとお思いでしょう。その分支払わないとイケないと。きっとみなさんが思うはずです。

 

しかし、不思議なもので建築という分野は違うのです。そうじゃありません。

これはまた長くなるのでまたの機会にお話することにしますね。




最後まで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。

atelier kallella -kakiyama-

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