みなさん、こんにちは。アトリエカレラの柿山です
住宅地で気になることの一つとして良くお聞きするのが、「近隣地からの視線が気になる」というもの。
これは、わたしも間違いなく気にしています。
他の設計者や住宅会社がどうしているか、わたしは全く知りませんが、わたしは周囲の住宅を調べて、出来る限り視線が交じり合わないような計画を行うよう心掛けます。
今回のお客様も、そのようなお考えでいらっしゃいました。
「表からは中が伺い知れない、窓のない家にしてほしい。」というもの。「もっと言えば、家でもないような雰囲気で」というご希望です。
窓ってむずかしい
住宅デザインにおいて「窓」って大きな要素でして、外観をデザインする上でとても大切なものです。窓一つで雰囲気が壊れてしまう…それくらいの破壊力を持っています。
その「窓」をつけないで良いのですから、「ヨシ!キタコレ!」と普通はお思いでしょうが。。。簡単に考えて良いでしょうか?
窓は要りませんが、光は必要になりますから単純ではありません。またデザイン要素が少なくなるので、建物のシルエットやプロポーションで勝負していくことになります。
たくさん装飾をつけたり、素材をたくさん用いたり、色をたくさん使ったり、線が揃わなかったり。。。よく見かけますが、個人的にはちょっと違うかなぁと感じています。 あしからず
室内に関しても、自然光の差し込みは素敵ですし、影もコントロールしたい。シンプルでありながら、雰囲気も作っていきたい。
その上で建築制限を避けながら、お施主様ご希望の条件や間取り、規模も叶えていく。
なんだか難しそうですね!
でもですね わたし、この時が一番楽しんでる
そして、考えて考えて…できた!と喜びますが、わたしは数日寝かせます。すると、、、不思議なもので、「あれ?」と疑問点が出てくるんですよ。わんさかと。で、また修正して…を繰り返して納得いくものをご提供したい。
写真は少し前に1stでご提案したものです。今現在はさらにブラッシュアップさせている最中です。おおまかなイメージを掴み、擦り合わせをして頂きたかったのでイメージスケッチを描きました。
長崎の設計事務所アトリエカレラをどうぞよろしくお願い致します
atelierKALLELA kakiyama