進行中のリノベーションの案件。とっても暑い中扇風機がフルでブン回っております。
職人の皆様、大変ご苦労さまです。
本案件は引戸を多用していますが、ヘリンボーンの床に充てがわれる引戸はガラス框戸なので重量の関係で戸車仕様にしています。戸車用にレールを施しておりますが一見すると普通にレールが通っているだけです。しかしレールを通すこの作業、実はかなりの根気と丁寧さ、大胆さが必要なんです。建築関係者が見るとこの大変さがわかるかと思います。恐らく大半の現場では嫌がられるかと…汗。大工さん等にはとっても感謝です。シンプルに魅せることはとても難しいです。
LGSの下地が組み上がっていき段々とカタチが見えてきました。巾木や廻り縁、建具や枠廻り、設備機器や家具との取り合い、それらの納まりを事前に入念に打ち合わせてからの下地組み。それでもどんどん検討事項は増えていきます。一つ一つ丁寧に解決して進めていくしか近道はありません笑
ひとつずつ丁寧に検討し、疑問があれば管理者と監理者が意見を交換し合う、密な連携と細かな積み重ねがより良い空間作りには欠かせないと思います。
それにしても現場監督さんの技量ひとつで、現場の士気や詰め方が大きく変わります。今現場の監督さんや大工さん等は私と年齢が同じくらいなので設計意図を汲んでくれて理解しようとして下さるのでとても有り難く感じています。現場は良い知恵に溢れていて、とっても刺激になりますね。
こんな現場は好きです。ありがとうございます。